- 01.ナイトライダー
- 02.かくめい
- 03.はやぶさ
- 04.椿のうた
- 05.オレンジ
- 06.ロンググッドバイ
2020.04.22 RELEASE
ひかりのなかにデビューアルバム
『トーキョー最前線』、
ロンググッドバイ・ナイトライダーを含む全6曲を収録!
皆さんの「大切なもの」ってなんですか?
誰にでも大切なものや打ち込んでいるもの、これだけは無くしたくないなって思うものがあると思います。それは、職だったり、趣味だったり、ものだったり、人によって様々だと思うのですが、この曲中で歌っているものは特に自分を表すための「名前」や、自分が最も打ち込んでいるもの、自分を注ぎ込んでいること、だったりします。
私の場合それが「ひかりのなかに 」です。(聴いてくれるあなたの解釈があっていいと思うので、一つの解釈として読んでください)
何をするにも、始めは暗がりのような場所で、思い描く最終的な姿だったりは理想としてあっても、何もわからない状態で0を1にするとき
必ず襲うのは、そこへ向かうためのプロセスを自分でどう切り開くか、だと思うんです。
よし、やるぞと決めて身一つで踏み込んだ先は真っ暗闇で
道筋なんて見えるはずもなく、道のないような荒れた地を彷徨い続ける。
そんな中でふと我に返ってしまう瞬間に
「自分って一体こんな場所で、何がしたいんだったっけ?」
と自問自答してしまうとき、ありませんか?
私自身、何度も現実を突きつけられたりして、
「あれ?私ってなんでバンドやってるんだろう」
一番大切なもので、一番好きな音楽なのに、
それなのに手放してしまおうか、と思う瞬間があるのです。
追い込まれれば追い込まれるほどその気持ちは強くなって、
バンドを手放した後の自分のことを想像してみたりもします。
「一人の音楽が好きなだけの人間に戻ったら、私はどうなるかな?」って。
沢山想像して、沢山迷って、悩んでも
やっぱりどこかチラつくのは自分のバンドの「ひかりのなかに 」が残したものだったり、
バンドを組むためにメンバーを探していた頃のこと
真夏のひたちなかで初めてロックバンドを目の当たりにした時のことだったりで、
その全てが眩しくて、やっぱり私はこれがやりたい、こんなところで満足なんかできるわけない!とまた出発する、このサイクルずっと繰り返してきました。
ナイトライダーという曲は、ある意味3年間ひかりのなかに を続けてきた中で出た一つの答えでもあります。
いろんな気持ちや出来事を経て、私たちひかりのなかに というバンドはやっぱり
叶えたい、と強く思う出来事へ続くその先の道を遮られたとしても、
間違ってる、やめた方がいい、と言われても、
なりふり構わず自分の信念を曲げないように、
そんなやつらの言葉なんか聞こえなくなるくらいまで、
信じたモノを愛し続けるということを忘れない、というのを大事にしていきたいと思ってます。
現実主義な人間や、夢を諦めた者は、いつだって
「そんなもの叶うはずがない、そんな危ない橋を渡るな」
と何度も私たちに口喧しく言ってきますが、そんなことに構っている暇はないのです。
どうかあなただけには信じているものや叶えたい夢を手放さないで欲しいのです。
確かに、人からの意見はとても気になるものです。
「やめた方がいい」という声が多ければ多いほどに、不安になって
「やっぱりこの道は正しく無いのかな?」と思ってしまう気持ちもとてもよく分かります。
しかし、あなたが進む道が正しく無いと、なぜ他人が言えるのでしょう?
もし仮に、他人の意見が正しく、自分の選んだ道じゃ無い方にすればよかったと後悔した時があったとしても、その責任を取れないくらいの覚悟では飛び込んで無いはずなのです。
大丈夫、あなたが進む道が正義です
胸張って駆け抜けていきましょう
そして、信じているものが不安になった時、この曲を聴いてください。
いつだってひかりのなかに はあなたの味方でいます。
なににおいても自分と人を比べてしまうのが悪い癖で、その度に自分の劣ってる部分にばかり目がいって、
軽率に夢を捨てようと失速してる時に限って
周りはもっともっと先へ進むために
走っていたりするから、
余計に焦ってしまう時があると思います。
「蜃気楼のようにモヤがかかった
目の前の先にはきっと求めているものがある」と信じていても
やっぱり、疑心暗鬼になってしまったりもして、そんな自分が嫌いで。
夢を追うこと、理想へ近づくことは
物凄い痛みと苦しさとが伴います。
それを乗り越えたい気持ちと
でももうこんなに傷だらけになるのは御免だ、となる気持ち、でも諦めるわけにはいかないの気持ち、誰かどうにかしてくれないか、の気持ち、捨てたら楽になるかな?の気持ち。いろんな気持ちでぐちゃぐちゃになった葛藤が、やるせないし、失速し続ける自分が情けない。
でもその葛藤こそが、自分自身の中の「かくめい」となるのです。
かくめいは僕らの手の中に。
みんなからの愛が強すぎて音源化したこの曲
呼吸をするように歌ってきたから、忘れかけていたけど
この曲が生まれた日のことをお話しします。
この曲ができる少し前、個人的大事件だった全日高校からの離脱から少しして
新しい生活リズムにも慣れてきた頃、今とは比べ物にならない程バンドに対して肩に力が入ってました。良く言い換えれば、一生懸命バンドに向き合おうと必死になってました。
理想もどんどん高くなって、次第にメンバーはどう考えてるんだろうと不安になりました。
頭の一行目、「どんな未来なら君は良いんだろうか?」は、
その時の自分の気持ちそのものです。
前を向いて、明るく、がバンドの良いところだよね、と思ってはいても
考えても仕方ないのに思考は止まることなく、
そんな中で二人に歌詞を書いてもらうように頼みました。
いざ返ってきた歌詞の言葉は、漠然としたこの先への不安やメンバーはどう思ってるんだろう?でも進まなければいけない、と言うような内容で、その時
なんだ、みんな一緒じゃん。ならこの気持ちを歌にすれば良くなるに決まってると思い
もらった歌詞の言葉を交えながら筆を進めました。
ここで言う「流星群」とは数多あるバンドたちのことです。
私たちもその流星「群」のひとつの星となって
いつか
情けなくで弱音ばかりでぐちゃぐちゃな自分の世界を変えるために歌い続ける
この曲を聴いてる君も、私も目的地は結局自分次第なんです
それならもうやるしかないよね、と言う内容の歌詞ができて、
その曲を「はやぶさ」と名付けました。
2018年真夏
高円寺のスタジオ、それも一番小さい部屋にて
満を持して曲を発表しました。
そのころのボイスメモは今でも残ってて、今とは全然違うイントロから始まるはやぶさは、すごく不恰好だけど、キラキラしてて、思い出したくなったら今でもたまに聴いてます。
それから少しずつ3人で形を作って、育てて、
初披露から2回目、場所は新宿のライブハウス、出番直前でした。
見知らぬ番号からの電話に怯えつつも電話に出ると
ROJACKの者です、と。内容は選考の結果入賞したので12月の優勝発表に来てください
と言う旨の連絡。
2ヶ月後の12月、結果は思いも寄らず優勝
ひかりのなかに と言うバンドが初めて他人に評価してもらえたような気がして、嬉しくて泣きそうになったのを覚えてます。
そのあとは突風のように日々は過ぎ、
お客さんとして行っていたライブに出演して
そして人生最大の大舞台に立って。
全てはこの「はやぶさ」と言う曲が連れて行ってくれたんだと思います。
だから皆様と出会えている今も、この曲があったからこそ、と言うことなのです。
感謝してるよ、はやぶさ…。
そしてその曲を今でもこんなにも愛してもらえて、本当に嬉しいです。
いつもありがとうございます、これからもよろしくね。
だんだん北風が強くなってくる頃
ついこの間だった夏も、ものすごく遠い話のように感じたり
年の瀬を来月に控えて、若干空気感とか街の感じとかが早足になってく感じがする11月
特にこれといってイベントとか無いし
あまり着目されない月だと思うのですが
私はそういう月が良いなと思います。
なので11月に咲く花のうた、
「椿(花言葉:控えめな素晴らしさ)のうた」という名前の曲を作りました。
何気ない日常がだらだらと過ぎてくだけの月だからこそ、
今日まで続いているこの「何げなさ」
これが結局1番大事なのかも、と気付けたり
少し冷たい風が冬を運んできて
これからはじまる長い冬と、その後訪れる春がリアルに感じられて
「さて、これから私はどうしようかな」とプランを練ったりだとか、
そういう「一度止まって考える」ことが増えて
結果的にひとつまた大人になるのがこの月の良いところであり、
少し寂しいところでもあると思います。
ささやかだけど物凄く大切な日々を忘れずに
何かに染められるだけが大人ではない、と私は思います。
この曲の歌詞は
まだバンドをはじめてまもなく、なにもプランも道筋も自分たちの曲も少なく、
でも漠然と
「いつかあのライブハウス出たいな」とか「いつかこのバンドと対バンできたらな」と
考えていた頃から今までを想起して書いた曲です。
バンドを組んでしばらくしてから
曲を書き始めた頃は
好きなバンドの曲を模倣して、それらしく
私たちらしく繕うことに精一杯で、
どこか似たりよったりの曲たちを
無理やり最高だと言い聞かせていたような頃もありました。
思い描いている私たちの曲は脳の中で鳴っているのに形にできないもどかしさや葛藤
バンドを進めてゆくなかで、一瞬日の目を浴びた時に見えた景色が頭にこびりついて
現実とのギャップにがっかりしたり。
そんななかでもやっぱり
「ひかりのなかに」という存在を愛さずにはいられなくて、信じていたくて、続けたくて。
真っ直ぐ、包み隠さず歌いたい
色んな人に「ひかりのなかに」を知って欲しいという気持ちが止まらないんです。
だって素晴らしいから!
ろくでもない生活を営んでいるように、
目の前だけ見てしまうと見えるけれど
俯瞰で見ると最高で素晴らしいことの連続が、「ひかりのなかに」をはじめてから
たくさん起こっていることは事実そのものなのです。
だからこそこの連続を絶やさぬように、
またあの日漠然と思い描いた過去の私たちの夢を叶えるためにも
私たちは「ひかりのなかに」を続けてゆくし、なりふり構わず進んでゆきます。
良い曲なので6億回聴いてね。
なんかでもやっぱり春って春のくせに寂しいってタイミングが多いですよね
あったかくなって、なんとなく街やみんなが着ている服がポップな色になって、
進学や進級、就職、プラスなイメージを持った言葉がどの季節よりも溢れて、
ハッピーな雰囲気なのが春の醍醐味なのに。
逆にその「進学」や「就職」「卒業」など
何か進む、というプラスの出来事があるということは
それまでの環境や人間関係と別れる、ということでもあってなんだか寂しいような嬉しいような…
しかも、目に映るものが華やかだから余計に、そういう「寂しい」とか「悲しい」とかの影が、より濃くなってしまっているような気がするのです。
春の代表とも言える桜の花も華やかな時期なんて一瞬ですし
春は全てにおいて刹那的だと思っています。
でもそこがすごくグッとくるというのもあるのですが…
何においても永遠はない、というのを再確認できるような季節ですよね。
その美しさや儚さを昇華して、前に進む。
いつだって時は止まらないし、季節は巡り、出会いがあれば別れもある。
少女もいつかは女性となり、制服も時が経てば脱がなければならない。
ずっとこのままで、というのは幻想に過ぎないのです。
何を取ってもいつかは旅立ちその先へ進まなければいけない。
その一歩を後押しできるような曲になっていると思います。
特に卒業のタイミングなんて、
それまで毎日のように顔を合わせていた好きな人と
下手したら卒業以降一生会えなくなる可能性だってあるわけですから
学業を修めた、という意味の「卒業」もそうですが
それまでの自分の中に秘めていた恋心にもきちんと別れを告げて「卒業」し、
この曲をまた一つ成長するための材料として、
今までの毎日を走馬灯のように思い出す為のBGMとして聴いてくれたならそれ以上のことはないです。
この曲を聴いてくれた皆々様が進むその先がワクワクするようなものでありますように。
「別れ」の感傷に引き摺られず、前を向き、
思い切って飛び込めますよう祈りながらこの曲を歌っております。
幸あれ!
ひかりのなかにVo./Gt.ヤマシタカホです。
平成13年生まれ9月6日生、
乙女座O型の運動音痴です。
バンドをやりたいと強く思ったきっかけは
2015年のROCK IN JAPAN
グラスステージのトッパーだった
「エレファントカシマシ」を初めて見た時です。その時初めてバンドを生で見て、これがやりたい!と思いました。
好きなアーティストは
音楽はSAKANAMON、銀杏BOYZ、ユニコーン、aiko、Wienners、挫・人間等、たくさんあります。
ここ最近だと赤い公園が私的再ブーム来てます。
音楽ではないのですが、
お笑いは東京03とバカリズム さん
ダ・ヴィンチ・恐山さんと、
IDOLM@STER CINDERELLA GIRSの佐城雪美さんが好きです。その他アニメとかが好きです。
メイン機→プロビデンスのソニックドライブなどです、ほぼこれ。
その他 MXR アナログコーラス
BOSS スーパーオーバードライブ
MXRのブースター
アンプはほぼマーシャルJCM900
椿のうたとオレンジはツインリバーブです。
お手にとっていただき本当に感謝します。
最近はデジタル音源が主流な中で、
わざわざ店頭まで足を運んで(通販かもしれないけど)、あえてアナログなCDを購入して、そして今この文章を読んでいただいている、それだけで、バンドを始めた当初では到底想像し得ない偶然の連続が起こっていて、その全てが尊いものだと思っています。
デジタル音源の良さもとても良くわかりますが、それでもやっぱり私はCDという媒体にこだわって、愛してゆきたいとおもってます。
お金の還元率が高いからとか、そういう話じゃなくて、発売日を心待ちにして、店頭に足を運んで、お金を払って、家のコンポで大好きな人たちのまだ聴いたことのない出来立ての曲を部屋で聴いて、感動する。
その一通りの流れの素晴らしさは何にも変えられないと思ってるからです。
そして、この気持ちはいつまでもわすれたくないし、とんでもなくエゴだけれど、私たちの音楽を好きでいてくれているあなたもそうであったならと思っています。
手軽になった世の中ですが
CDにはやっぱり温もりがあります。
その温もりをたくさん感じて、また、
最初の1秒から最後の1秒まで
ひかりのなかにの最高傑作を詰め込んだ
「トーキョー最前線」というひとつの作品を永く愛していただけましたら幸いです。
本当にありがとう!
※本インタビューは2020年4月初旬に行われたものです。
※本インタビューは2020年4月初旬に行われたものです。
音楽を始めたきっかけはshout it outというバンドです。当時アニメのedだったそのバンドの曲を聴いてロックバンドの良さに片足突っ込みはじめました。
最近よく聴いてるのはandymoriやオレンジスパイニクラブとかですかね。
これまでも、これからも一つ一つがひかりのなかにの大事な歩みだと思っているのでもちろん今回のトーキョー最前線もめちゃくちゃ大事な一枚になっています。いつだって全力投球120%です。
ドラムでいうと、はやぶさが全体的にお気に入りです。ハイテンポな楽曲なのでめちゃめちゃ楽しいです。僕はこの曲をライブでやる時めちゃくちゃ笑顔なのでみて欲しいです。
ナイトライダーがリード曲ではあるのですが、実ははやぶさとオレンジの2曲が確実にみんなの心を掴む確信があります。はやぶさは聞いてるだけでワクワクしすぎて胸が張り裂けそうになるし、オレンジはコーラスの綺麗さ、跳ねている楽しげなテンポに全く負けていないアッツアツの歌詞がバチバチにみんなを包み込んでくれるでしょう。
ロンググッドバイですね。
みんな歌ってくれ〜〜〜〜〜
楽曲に携わることを考えるのは当たり前なので省きますが、割とお腹すいたな〜とか眠いなぁ〜考えてることがやっぱり多いですね笑笑
ドラムでいうと、コシャーンみたいな音のなるエフェクトシンバルを使っていて、その音を僕は割と気に入ってるので見つけられたらこれか〜ってなってください!コシャーン
ひかりのなかにが、進化する。しなくてはならない年だと思っています。どれくらい進化するかっていうと、コイキングがギャラドスになるくらい進化したいです。いっぱいSOLD OUTをだして個々人の楽器の能力もずいずい伸ばしていこうかな!!と。
大きいフェスのメインステージに立ちたいですね!!人が米粒みたいに敷き詰められてて、その全てがこっちを見ているところを見てみたいです。
この文章を読んでいるってことは、このCDを手に取って後悔してるってことはなさそうだね!トーキョー最前線、メチャよかったでしょ!!
これからもひかりのなかにをよろしくね!
俺らだけでは大きい舞台になんて上がれない、みんなが背中を押してくれると嬉しいな!
※本インタビューは2020年4月初旬に行われたものです。